第19回 今すぐサラリーマンを辞められない人へ②

カラーン♪夜も更けてまいりました。舘ひろしです。

深夜は、コルトレーンのマイフェイバリットシングスを聴きながらウイスキーを片手にセンチメンタルな気分に浸るのが、僕の日課です。

お久しぶりです。暇なときはいつも「世界中の全ての人達に、ほんの少しの思いやりの気持ちがあれば、世の中は争いごとの無い平和で愛に満ちた世界になるのに…」的なことばかり考えてる戦うサラリーマンこと企業戦士こと組織の歯車こと前向きなヒューです!

いやぁ…ホントにかなりのインターバルになってしまいました。ちゃんと生きています!

これまでの間に実は、

転職活動してました!

そしてとある企業から内定を頂きました。そして年末は、上司に退職願を出して、現在は「退職交渉」に差し掛かっている…という段階です。年明けには、有給取得の話やいつ誰に何の業務を引き継いで…といった段階へ、といったところです。

そして、転職活動を実際にやってきた当事者である私が実感していることですが、この「退職交渉」も含めて、「転職活動」なんだということです。

今日の内容は、「今すぐサラリーマンを辞められない人へ②」というタイトルですが、僕の転職活動で得た体験を通して何か、少しでも皆さんのお役に立つことができれば…と思い、ピックアップしてお伝えしていけたらと思います。

実は僕が10年間勤めてきた会社は、大手企業で30代後半の社員の平均年収は1000万円を超えてくるような、一般的には高年収の部類に入ります。実際に僕の額面での収入は1000万円を超えていました。

そこから僕が転職した先の企業はというと、従業員数20数名のベンチャー、年収はというと、面接をしながらすり合わせていった金額が、上げ幅や今後の会社の業績なども考慮し750万円程度という額で落ち着きました。

手取りベースでも数百万円も年収が下がることになりますが、現職で得ている年収は月の残業時間がかなり大きく占めています。そして建前上は80時間にセーブしていますが、実態はというと、150時間~200時間を当たり前のごとく超えてきます。

この就労状況を実生活に当てはめて言葉にするならば、「起きている時間イコール仕事している時間」…ということになります。これでも僕は先輩社員よりも先に帰って(日付が変わるギリギリ前くらいの時刻の電車で帰って)、6時台には出社していますが、僕よりも遅くまで残業していた先輩社員はもう既に出社しています。時間単価にしたりすると少し悲しくなりますが、そんなことよりもいくら給料が良いとはいえ、こんな就労実態ではいずれ稼いだ金を全部病院につぎ込む羽目になるな、と思い、社内の人間には誰にも相談することなく虎視眈々と転職・キャリアアップを狙っていたのです。

年収が下がる方向の転職は、しないほうがいいとか「キャリアアップではなくキャリアダウンでしょ」と中には思う方もいるかと思いますが、そこは上述のように「残業代で稼ぐ年収にはいずれ限界がある」…という時間単価を天秤にかけるべきと思います。

現職での勤務地は、現場次第であちらこちらと移り変わりが激しく、また、通えないほどの距離への出張もバンバンあり、場合によっては支店間の異動で全国どこへでも(海外も)飛んでいかなければなりません。いわゆる「定期採用(新卒採用)」の「総合職」ってやつですね。給料は良いんだけど、色んなことや色んな部署を経験していく中で成長させてゼネラリストとしてキャリアを形成していく…的なやつです。

こういう型のキャリア形成は、その会社の一翼を、経営を担う部長にまで出世していく人たちにとってはとてもよくできたカリキュラムだと僕は思います。大きな組織の別の部署の人間がどんな仕事をしているのか、色々な視点で多角的に捉えることができるからです。

ところが、「市場価値」という観点からみると「何でもそれなりにそつなくこなせる人」よりも「専門性に特化した仕事を任せられる人」に圧倒的に軍配が上がります。

話をまた僕の転職体験に戻して、

現職と転職先との違いをまとめると以下のような感じになります。

・現職:組織が大きい 転職先企業:組織は小さい

・現職:勤務地がコロコロと変わる 転職先企業:転勤、長期出張はない

・現職:通勤時間が勤務地次第で片道2時間になることも。 転職先企業:家からの距離が10km圏内

・現職:給与は高いがその多くは残業代が占める 転職先企業:給与は年齢の割には高水準かつ残業は多くはない

…などです。

これに加えて、転職先企業の会社の近くにはフィットネスジムが徒歩すぐの場所にあるのです。

「勤務地が近い」とか「会社の近くに事務があって仕事終わりに通える」とか「残業が少ない」…とかいった志望理由は、「やりがい」や「理念に対する共感」…といった「幹」になる動機に比べれば、「枝・葉」のようなものだと思うかも知れませんが、これは全く馬鹿にできない条件ですよ。

片道90分、往復で3時間もの通勤時間を毎日奪われたと思ってみて下さい。年間にするととんでもない時間になるんです。その時間で自分に何ができるか自分に何を投資できたかを考えてみれば、「勤務地が近い」という条件はとてつもなく重要です。

3月からは心機一転、新しい職場です。新しい職場では残業時間と通勤時間が圧倒的に減ります。ということで、今まで残業で稼いでいた給料の分以上をこれからは「事業所得」で稼げるように頑張りたいと思います。

「事業所得」「給与所得」と比べて、青天井に大きく成長させていくことができます。

これからどういったことに手を出していくのかについてはまたこのブログで紹介していこうと思います。

いつもと比べかなり長文かつかなり支離滅裂に話が飛ぶような内容になってしまいましたね、、

それだけこの転職活動期間中に得た経験は色々と喋りたい!言いたいことがあるのだ…と思って頂けたらと思います。

いやぁ、ホントに始発出勤/終電退勤の勢いで働きつつの転職エージェントとの連絡、複数社へのエントリー、面接の為のアポ…といった行動はまさに死にもの狂いでした。

そう、サービス残業なんかをしていては自分の夢は一生叶えられないない…という思いから人生を変えるんだという強い信念を原動力にして死にもの狂いで行動したのです。

「本気で転職しよう」と考えている人は、社内の誰にも相談などしません。今の状況に愚痴をこぼしたりして口ばかり動かさず「絶対に人生を変えるんだ」という強い意志で行動を起こします。

そして、いつか必ず明るい未来を思い描いて前向きなヒューは今日も戦うのであった…。

守るべきものがある限り、帰りを待っている家族がいる限り、休んでいる暇などない!戦え企業戦士ヒュー!出勤せよ!前向きな、ヒュー!

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